このレビューはネタバレを含みます
原作は大昔に読了。そりゃチャーチルが暗殺されたなんて史実はないわけで、計画は失敗することはわかっているのに、ワクワクが止まらない。まぁそんな傑作なわけです。
あらためて思うのは、ドイツの作戦にアイルランド人が協力するという設定が興味深く、主人公のクルト・シュタイナーのみならず協力者リーアム・デヴリンの存在が効いている。これが単なる戦争映画にはない、物語の奥行きを感じさせるゆえん。
この映画の惜しむらくは、ちょっとマイケル・ケインが軽いところか(クルト・シュタイナーはもっとクールで寡黙なイメージなので)。
BSプレミアム「プレミアムシネマ」にて。