方眼

鷲は舞いおりたの方眼のレビュー・感想・評価

鷲は舞いおりた(1976年製作の映画)
3.5
1976年”The Eagle Has Landed”。70年代も中盤を過ぎると、雑な映画化も増えてくる。ジャック・ヒギンズの原作はたぶん緻密なんだろう。トム・マンキーウィッツの脚本もそれなりにがんばっただろう。過去作に定評あり大監督スタージェスだが、やる気が見られず、1時間たっても話が進まない。風光明媚なヨーロッパの田園地帯も、家と家と基地の位置関係がわからず、封鎖する村の大きさや、自軍とアメリカ軍の差異もよくわからない。結局、ラロ・シフリンの音楽とアン・V・コーツの編集が、かなりリカバリして、緊張感無いまでもお話にはなった感じ。ロバート・デュバルが自己流の変な間で演技していて、監督がそれを放置しているように見えた。
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