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ワンダー 君は太陽のnaoのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
3.0
オーウェン•ウィルソンが父親役というだけで高評価。原作ファンだったため批判的な目で観てしまったが、それでも大満足な一作。各登場人物の視点から描かれるため、あとで明らかになる事実など、答え合わせがあるのも楽しい。先天性の疾患で幾度となく手術を繰り返し、人とは異なる顔を持つオギー。彼が初めて行く学校での経験を、彼と、彼の周りの人物の視点から描いている。正直に言って綺麗で後味の良い作品。原作に忠実で、各登場人物の特徴をよく捉えたキャスティングは凄い。また、文化的なギャップも浮き彫りになってくる。日本と違ってアメリカでは「いじめた側が」謹慎を受ける。なぜならいじめる側に問題があると考えるから。この考え方はとても論理的だと思う。

家族愛に感動。もう少し深いところを描いて欲しかったとも思う。
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