ピカル

ワンダー 君は太陽のピカルのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
-
【宙に浮く話】

『ワンダー 君は太陽』観ました。

「僕は10歳、普通の子じゃない」

と語り出すのは主人公の少年オギー。
遺伝子の疾患により他の子とは異なる顔で生まれてきた。彼は宇宙飛行士のヘルメットをかぶって毎日を過ごす。

本編はオギーとオギーの周りの人々に焦点が当てられる。
群像劇により、内側からも外側からもオギーに寄り添うことができる。いっしょに宙に浮くことができる。ワンダー(奇跡)を目にすることができる。

この群像劇はオギーと彼に関わる人々それぞれに傷と孤独をそっと隠した。その隠し方まで優しく、誰も悪者にはしない。最初から最後まで徹底的に登場人物を信じた映画だった。

そして、注目ポイントはオギーはSTARWARSが大好きだということ!!
同じSTARWARSファンにはたまらない。ライトセーバーで遊ぶシーンはもちろん、私の大好きなあのキャラクターが登場した時は感激で宙に浮いた!!
ちなみにオギーはボバ・フェットが好きらしい(笑)

誰が観ても幸せになれる、というこれ以上ない優しいストーリー。
傷を個性や才能で誤魔化すのではなく、相手のことを心から知りたいと思ったとき、見ることから逃げてはいけない、という力強い格言(メッセージ)も込められている。胸を打たれたのは、正しさと親切を天秤にかける瞬間まで描かれていたから。

普通じゃない。
そんな人にしか飛び込めない宇宙がある。
優しさはきっとこの映画のような色をしている。