映画館で鑑賞。
ヨットで単独無寄港世界一周するというレースが開催され、
それまで長距離航海などしたことがないドナルド・クロウハーストが
名のりをあげる。経営する会社も自宅も担保に入れて出資を募るという
無謀な計画に、家族も世間も大いに沸き立ちます。
しかし、準備不足でヨットも不具合を残したまま出港したドナルドを
待っていたのは…
もともとベースとなった実話は知っていたので、
この話を聞いたときから「これは絶対に見よう！」と思っておりました。
思ったとおり、ドナルド・クロウハーストの内面を（コリン・ファース流の解釈で）描ききった良作でした。
これは間違いなく「他の人には決して勧めないが自分には忘れられない
名作」枠にはいったな。
陸地も見えないほど遠くの海で、たった一人でいると、
海との対話というか戦いというか、それまでの自分が試される
状況になるんですよね。
自分の中で正しくいられないと、どうしても自然に負けてしまう
感覚はよくわかります。
思わずドナルドに共感してしまいました。
