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潜水艦クルスクの生存者たちのLEONkeiのレビュー・感想・評価

2.0
軍事費を無意味に削減し腐敗した社会主義の慣習は、結果的には自国民を苦しめ尊い命は軽んじらる。

ソ連の原子力潜水艦技術の極致を顕わす史上最大の攻撃型潜水艦〈クルスク〉が、2000年に演習中に起こした沈没事故を描いているが時代は既にソ連からロシアに。

当時のプーチン大統領の描写を政治的背景を薄める為に〝リュック・ベッソン〟が脚本から削除させたのは残念。

プーチンの父親が潜水艦乗組員だっただけに、その心情や行動を描いてほしかった。

この悲劇的な事故の根本的な原因である国家観の描写は薄くリアリティに欠ける、人間描写を優先したのはひとつの視点でそれも良いが自分的には物足りない。

ロシア人の特徴を描ききれず、そもそもロシア人なのに…。

あくまで西側視点の映画で事故を元に大半は空想で埋め真実は定かではないが、それにしては人物像や艦内の表現が甘く纏まりすぎている気がする..★,
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