なんでこの映画作ったの?
「どっかから悪霊を持って帰ってきてすったもんだする系」のホラー映画はこれまで数多く作られてきたが、この映画はなにが違うのか?全部どっかで観たことあるようなものの繰り返しで、監督や製作は一体なにがしたくてこの映画を作ったのだろうと思わずにはいられない。すべてが焼きまわしで驚きもなければ発見もない。加えて、最後の終わり方のパンチの弱さと言ったらない。
まず主人公がまぁお金持ち家族。ケビン・ベーコンは小学生くらいの子供の父親としては歳を取り過ぎている気がする。悪霊はネイティブアメリカンの言い伝えで、それをお祓いしてくれるのはラテン系の英語を話せない人。紹介してくれたのはアジア系の女の人。なんか、ステレオタイプもいい加減にしてくれよと思う。謎の解明はインターネットの記事ってのもどうなのか。新鮮さがない!怖くない、不思議でもない、盛り上がらない。
敢えて一番良かったところを挙げるとすれば、いけすかないボスが実はスピリチャルな人だったという意外性ひとつ。
ケビン・ベーコンは映画製作者の知り合いか何かなんだろうか。