牧史郎

牝の牧史郎のレビュー・感想・評価

(1964年製作の映画)
3.5
撮り方とか冒頭の問いかけとかキャラクターや演出とか色んな面でおもしろかった!

オリンピックを一つの区切りとして貧しい日本と裕福だけど不健全な日本の分岐点と捉えてみると面白い。キューポラのある街が1961年でこの作品が1964年とかだもんな…貧困は後退したがモラルが崩壊したというのは単純化しすぎか…うーん、面白い!

(同監督・同主演で翌年公開された『あばずれ』という作品がこれまた最高でした。僕はそちらの方が好きでしたがFilmarksになく…!サーカスにここではないどこかを夢見る緑魔子の話。佐々木昭一郎の『さすらい』他一連の作品も含め、ここではないどこかを求めて彷徨う物語の源流か。米国のニューシネマ含めてこの流れは面白い)
牧史郎

牧史郎