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『MET ライブビューイング/プッチーニ 《蝶々夫人》』に投稿された感想・評価

Shoko

Shokoの感想・評価

3.5
映画じゃないけど。
METオペラ・蝶々夫人見ました。
今ちょうどMETライブビューイング2020みたいのが映画館でやっててフーンって情報見てたら演出がなんとアンソニーミンゲラ監督で!アンソニーミンゲラといえばジュードロウをかっこよく撮る天才と名高い(私の中で)監督なのですが(リプリー、コールドマウンテン、こわれゆく世界の中で、とか)まさかこんなところでお名前拝見するとはね。
で、見たいなーでも3時間もあるのか〜しかも4000円ぐらいするし…と怯んでたら今ライビュやってるのじゃないけどMETのならうちにDVDあるわよっておかあさんが教えてくれて見ました。
2016年のやつです。
・蝶々さん→クリスティーヌオポライス
・ピンカートン→ロベルトアラーニャ
・スズキ→マリアジフチャック
・シャープレス→ドウェインクロフト
・指揮→カレルマークシション
オペラ界隈のことに全く知識がないんですけど、演出とかは一度やったらそんなに毎年変わらないんですって。だからアンソニーさん2008年に亡くなってるけど今も名前が出てくるのね、なるほど…あとスズキ役の人とシャープレス役の人は10年ぐらいずっと同じ方が演じてるそうです。シャープレスの人がかっこよかったです。好みのイケオジ。

蝶々夫人、昔見たことある気がしたけど全然記憶になくて「こんな胸糞な話なのか!!」と憤慨しました。あらすじを説明しますと、19世紀末の長崎でアメリカ海軍士官ピンカートンは、女衒ゴローの仲介で日本人の芸者・蝶々さんと結婚する。ピンカートンにとってこの結婚は一時的なものだったが、彼を本気で愛するようになった蝶々さんはキリスト教に改宗し一族から絶縁されてしまう。やがてピンカートンは蝶々さんを日本に残してアメリカへ帰国。蝶々さんは彼の子どもを産んで帰りを待ち続けていたが、3年後、ついに彼女の前に現われたピンカートンは、アメリカ人の妻を連れていた(どっかのサイトから抜粋)…っていう…このあと蝶々さんはショックで自殺しちゃうんだけど、ピンカートンくそすぎだな!!って…
しかもピンカートン役のロベルトアラーニャさんがまたやらしい顔なの!設定では蝶々さんは15歳なんだけど、15歳の少女をいやらしい顔と手つきで初夜に持ち込むんですよクソが。
それで蝶々さんはガチ恋になっちゃったのにアメリカに帰っちゃって日本に戻ってきたらアメリカ人妻がいて、おまけに蝶々さんが産んだ子供をアメリカ人妻に育てさせようとしてて、エーッなんなんお前!!ですよ。私がスズキ(蝶々さんの侍女的な人)だったらピンカートン燃やしてるわ。

まあそんな話が3部構成のオペラになってるんですけど、面白かったです。
舞台のセットは障子だけ。障子がたくさんあってこれを動かすことで、場面の転換とか人間の移動を表してるの。あとはその都度の小道具と、提灯、花吹雪など。
オペラって結構仰々しいセットの印象だから斬新。でもそれより衣装がすごい楽しくて全然舞台は地味じゃない。
ザ・間違った日本の知識!みたいな着物で色も原色はではでで、どっかで読んだけど「西洋人から見たら東洋ぽく、東洋人から見たら西洋ぽく」見えるようにしてるんですって、なるほどね。メインキャラじゃない人はかつらも紙?なのか?なんかそれも面白い。こってり西洋人顔でちょんまげみたいなのも面白い。
それから蝶々さんの子供が3歳ぐらいの設定なんだけど人形で、それも日本の文楽にヒントを得たとのこと。
黒子が3人ついて動かすんだけど、ちゃんと人間ぽく見えるのが不思議(顔は怖い)そうそう、舞台中にも黒子がたくさんいてセット動かしたりしてて日本風だったのでスッと馴染みました。そういえばアメリカのオペラ見てたわ…って思い出すぐらいの。

そうそう、書こうと思って忘れてたんだけど、ピンカートン役のロベルトさん、1幕に出たらあとはラストまで出番ないんだけどその間は何してるんですか?っていう幕間の質問に「喉を休ませすぎるので次の公演の違う歌を練習してる」って言っててス、ストイック〜!!ってなりました。あとピンカートンのことめちゃくちゃ援護してた。まだ若いから悪くないんだってさ。フーン。

オペラ、なかなか敷居が高くて踏み込めなかったけど何がきっかけになるかわからないですね。
DVDだけはうちに腐るほどあるのでたまに思い出しては見てみます。
あやな

あやなの感想・評価

4.0
割と怪訝な気持ちで見始めたけど、エキゾチシズムを昇華した演出で華やかでエモーショナルでよかったなぁ。2幕の音楽がやはり映える、メロディアスなものが多くて印象的。