このレビューはネタバレを含みます
反ナチ組織によるチェコでのエンスラポイド。
ヒトラー、ヒムラー(バナナマンの日村さんが浮かぶ…)に次ぐ長官である親衛隊大将ハイドリヒの暗殺計画の話。
失敗に思えた暗殺計画だったが、致命傷によりハイドリヒ死す。計画後が大問題だった。
裏切り者は必ずいる。教会での攻防戦、ガトリングや爆弾相手にもう無謀なのだが、最期まで闘う姿に胸が痛い。
7名のパラシュート隊員は、多数のドイツ兵に囲まれながらも6時間教会に立てこもり続けたという。ハイドリヒ暗殺の報復で殺された市民は5000人を超えるという事実。
同じ人間にも関わらず、人種や宗教の違いという理由で殺すという思考になる意味がわからない。理解できない。理解したくもない。
ユダヤ人問題の最終解決の立案者、金髪の獣ことハイドリヒは欧州でユダヤ人根絶を推進。戦時中に暗殺された人物の中で最高位のナチス党員。暗殺に関わった人々の勇姿に涙。点数つけるのも気が引けるが、静かなる男の怒りに燃える一瞬の姿が堪らなかった。
ミュンヘン協定
