まずは劣化版Lもどきみたいな大泉洋に違和感ありまくり。彼は良い役者さんだと思うし、今作でも決して下手なわけではないけど、その役の個性が特殊であればあるほど、誰が演じるか役にはまっているかどうかが重要になるんだなぁと再認識。
その点では窪田正孝はまあまあ合ってる。そして清水富美加はとっても合ってる。途中まで、彼女の改名やら何やらの騒動があった時のあれこれを忘れてて、変身して戦うシーンになってようやく「ああ！この役がイヤだったって後から言ってたやつかー」と思い出す。
「生きたいって思って何が悪いの」表現は確かにグロいけど、命は他の命によって生かされているというテーマはちゃんと伝わってくる作品だけどな。何がそんなに嫌だったんだろうなぁ、熱演に見えるだけに改めてますます残念だわ。
まあそれはさておき、カネキとトーカそれぞれに大切な友達がいることによる対比が上手い。自らの変化を知られることを恐れて友を避けてしまうカネキと、バイト中に手料理を食えと言う無茶ぶりにすら応えるトーカ。友情への向き合い方を通して、各々の性格や覚悟などを表現している。
そしてとっても美味しそうなお料理を、ものすごく辛そうに、更にはその辛さを我慢してるように食べてみせるの、役者さんてすごいわ〜と感心しきり。
あとはグールが武器化した際のビジュアルが放つ圧倒的厨二感よ。
33
