にゃん

東京喰種 トーキョーグールのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

最後の真戸とトーカの戦いで真戸に「なぜ罪を重ねてまで生きようとする?」の問いに対しトーカの心からの叫び「人間しか食えねぇのにどうすりゃいいんだよ!」が本当に心が痛かった。そして真戸の言った「(人間を食べる)化け物が生きようとすること自体が罪なんだ」の言葉。それは人間側だから言えることであって、現実問題どうすればいいのか。いくら考えても分からない。

共存することなど出来ない二種。
それぞれに気持ちがあって家族も大切な人もいる。

真戸が笛口母の力を使ってトーカとのバトルに挑むのがなんとも酷かった。人間でありながら人間の心がないのでは。
トーカへとどめを刺すかと思いきや、笛口娘がその真戸の腕を切り落とし阻止する。そして倒れた真戸に親の仇としてとどめを刺すようトーカは促すも娘は"この人を殺しても父母は戻ってこない"という最もな事を。代わりにトーカが殺すも、真戸の死体の左薬指に指輪をしていたことに気づく。真戸にも死んだら悲しんでくれる人がいるのだった。

深いけれど、答えの出ない映画。


清水富美加ちゃんが可愛かった。
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