にゃん

僕はイエス様が嫌いのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

しっとり、素朴な映画。特に映画らしいアクションとかはなく、むしろ現実の話をそのまま切り取ったくらいナチュラルなストーリーだった。イエス様が嫌いな理由は、友人の生死に関しては姿を現さず、願いを聞くことさえも拒否したように感じたからだろうか。死んでから現れるなんて皮肉だ。
実話なのだろうかと検索してしまうほどナチュラル作品でした。

内容
転校先で初めて出来た友達、カズマとはいつも一緒にいた。一緒に人生ゲームしたり、星を観に行ったり。カズマはサッカーがうまかった。苦手なユラはサッカーの授業でつまらなくなり先にカズマの家に帰ってしまう。
授業のあとユラがいないことに気づいたカズマは1人サッカーボールを蹴りながら帰路に。するとボールが道路へ飛び出し追いかけた先でトラックに轢かれ亡くなってしまう。
それまで自分に見えていた何でも願いを叶えてくれる小さなイエスは、カズマの事故後現れなくなってしまった。お別れの会、ユラが代表して手紙を読んだ際に手を組むと小さなイエスが姿を現す。しかし、もう遅いのだ。カズマは死んでしまった。ユラは自分を見つめる小さなイエスをそのまま拳で叩き潰した。次の日いつもより少し早く目覚めたユラは子供の声に窓の外をみる。そこにはサッカー好き?と話す男の子2人の姿が。ユラはあの日のカズマとの会話を思い出すのだった。
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