Jimmy

女性たち/女たちのJimmyのレビュー・感想・評価

女性たち/女たち(1939年製作の映画)
2.5
映画タイトルどおり、女性だけを描いた映画で、男優は出演していない。
女優だらけなので、個人的にはチョット嬉しい気がしたが、全体的にドタバタ過ぎの感あり。

冒頭、主な出演女優たちの紹介映像が流れる。
◆ノーマ・シアラー(メアリー役)
◆ジョーン・クロフォード(クリスタル・アレン役)
◆ロザリンド・ラッセル(シルヴィア役)
◆ポーレット・ゴダード(ミリアム・アーロンズ役)
◆ジョーン・フォンテイン(ペギー役)
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…と豪華メンバーが並ぶ。

そして、メアリーの夫スティーヴンスが浮気をしている…という噂を、ネイルサロンの女性が言いふらしている。
それを聞いたシルヴィアたちがメアリーの家に様子見に来る。
この時のシルヴィア(ロザリンド・ラッセル)の服が「目玉のデザイン」と変な服…😄笑
また、この場面で「ロザリンド・ラッセルとジョーン・フォンテインがワンショットに映るショット」があり、奇跡的な感覚。本作ではフォンテインは脇役扱いだが…。
そして、肝心のメアリーが夫の浮気を知らないようなので、シルヴィアがネイルサロン女性を紹介すると、ネイルサロンに行ったメアリーは夫の浮気話を聞かされる。
スティーヴンスの浮気相手は香水売り場の女性クリスタル(ジョーン・クロフォード)。
その後、いろいろと騒動が起こるのだが、ファッションショー場面がクリアなカラー映像となり綺麗✨
そしてメアリーは夫と離婚することにして、リオに行くのだが、そこにはペギーやシルヴィアもやって来るが、シルヴィアは他女性と取っ組み合いの喧嘩をする。激し過ぎる。
ただ、ペギーは「私、赤ちゃんが出来たの…」と夫に電話で伝えて復縁。
さてメアリーは……という物語。
(この後は割愛)

先日観た映画『クレイグの妻』で怖い妻を見事に演じたロザリンド・ラッセルの出演作だから彼女に期待したのだが、本作では「マシンガン・トーク」や「身体を張った物凄い取っ組み合い」などが激し過ぎて、本作翌年の『ヒズ・ガール・フライデー』のノリに近くて女性らしさを感じる作品には見えなかった。

本作で特筆すべきは、やはりジョーン・フォンテインの可憐さ。可愛さ💗
先輩女優たちが多数出演しているため、クレジット・オーダー順は下の方になってしまっているが、ピカイチの存在感で女性らしさを見せてくれた😍💕
やはり、ジョーン・フォンテインは大好きだ…🥰笑

ただ、この作品、全体的には散漫な印象を受けるジョージ・キューカー監督作であり、日本未公開というのも納得の一作😓


ジョーン・フォンテインの可憐さに加点しても、100点満点で50点ぐらいがやっとと言う感じ…(^^;
Jimmy

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