Shiro

浮雲のShiroのレビュー・感想・評価

浮雲(1955年製作の映画)
3.0
「日本の擬人化か?」
身勝手な男と成長しない女の、腐れ縁の話。家庭は捨てられないけど、たまに遊びに来たいと抜かすこの男は、ひたすらモテているよう。何も考えていない感じ 。
実態がないゆえか?
全体の陰気な感じに疲れてしまうが、戦後10年というこの時代に、よくこんな退廃的な映画撮れましたね。

子どもの走り回る音、拍子木や獅子舞の音楽、雨の音、新興宗教?の儀式の音、犬の鳴き声。音が効果的に使われているようで印象的でした。
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