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絵文字の国のジーンのlpのレビュー・感想・評価

絵文字の国のジーン(2017年製作の映画)
2.0
ラジー賞受賞作。体調不良の時にDVDでダラダラ観たことも功を奏したか?「この設定ならもっと面白くなったよなぁ」とは思うけど、そんなに酷いとは感じず。特に前半から中盤にかけて、色々なアプリの世界を描くシーンは、描き込みが足りないとは感じつつも、思いの外楽しめた。キャンディクラッシュが始まる展開にはビックリ。

ただ、中盤以降は失速。ギャグは不発だし、話は盛り上がらないしで、良いところが見当たらない。あとこの映画、全編に渡って致命的なのが、ドラマが非常に浅い。特にスマホの持ち主である人間の男の子関連のエピソードが、全て取って付けたような印象。人間世界に隣接する架空の世界を描くのであれば、『トイ・ストーリー』や『インサイド・ヘッド』、『レゴ・ムービー』といった傑作を見習って欲しい。
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