lpさんの映画レビュー・感想・評価

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ある用務員(2020年製作の映画)

3.0

話としては普通なのだけれど、キャラクターのユニークさが映画の推進力となる。特に中盤から登場する前野朋哉が出色。スタイリッシュな映像美も良い。
惜しむらくは、予算の都合もありそうだけど、アクションの見せ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

刑務所を出た男の視点で現代の社会を捉える。西川美和監督らしく、その視線は暖かくも厳しさを残す。今回も巧いし、面白い。
ただ、巧さが先行してか、主人公のキャラクター描写や唐突な「社会」に対する言及など、
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.1

現代の東京を舞台に、2人の女性の人生を描く。
前半はナチュラルな毒っ気、嫌味も織り交ぜられた現代の「貴族」の生活描写を堪能。後半はドラマにグイグイ惹き込まれる。
映画冒頭から出てくる「タクシー」の使い
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ウォーデン 消えた死刑囚(2019年製作の映画)

4.0

2014年にTIFFで上映された傑作イラン映画『メルボルン』のニマ・ジャウィディ監督の新作とあって期待したけれど、今作も面白かった!
刑務所の移転当日に1人の受刑者の失踪が発覚。そこから事態が二転三転
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.3

前作が良すぎたので、今作には「それなりに面白ければ良いや」ぐらいの温度感だったのだけど、期待を大きく上回る傑作だった!
何よりもまずアクションが楽しい。特に2回あるカーチェイスのスピード感が素晴らしか
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.0

評判に違わぬ完成度が高くて面白い作品だった!人間と狼の魂を併せ持つ「ウルフウォーカー」を題材に、ファンタジックで独創的な話を展開する。友情と親子の物語を軸にしつつ、人間社会の閉鎖的な描写には、現代に通>>続きを読む

FUNAN フナン(2018年製作の映画)

4.3

あまり期待せずに鑑賞したけれど、期待を上回る傑作だった!

クメール・ルージュに支配されたカンボジアを舞台に、幼い息子と生き別れになった母親の物語を描く。厳しい状況下で息子を探さんとする母の姿を横糸に
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無頼(2020年製作の映画)

4.0

『ヒーローショー』が2010年の年間ベスト級の大傑作だった井筒監督久々の新作はヤクザ映画の力作だった!

矢継ぎ早に繰り出されるバイオレンス描写の数々で、観客を映画の世界に引き込んでいく。その一方でド
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劇場版ポケットモンスター ココ(2020年製作の映画)

4.5

言わずと知れた「ポケモン」の劇場版最新作。

今年のポケモン映画は、いつものポケモン映画とは毛色の異なる傑作「みんなの物語」の矢嶋哲生監督が再びメガホンを取ったとあって期待していたけれど、その期待を大
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香港画(2020年製作の映画)

4.0

別の映画を観にアップリンク渋谷に行ったところ、偶然館内で宣伝されていた今作の予告を観て「面白そう」と思い衝動的に鑑賞!

完全にノーマークだったけれど、ドキュメンタリーの傑作だった!2019年11月~
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.1

『ワンダーウーマン』の続編。
実は前作はあまり刺さらなかったのだけれども、コロナ禍にあっても公開に踏み切った姿勢には大いに敬意を表したいと思い、公開早々に迷わず鑑賞!

結論としてはアクションシーンを
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NETFLIX 世界征服の野望(2019年製作の映画)

3.2

Netflixの誕生から現在に至るまでを、関係者の証言により描くドキュメンタリー。

「映画館で映画を観る」というスタイルに拘りがある身には、正直なところNetflixの「配信」という事業内容には思う
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

-

2014年の『ゴーン・ガール』以来、久しぶりにデビッド・フィンチャーの世界観を堪能できたので、それだけでもう充分に満足!

ばるぼら(2019年製作の映画)

3.5

2019年の東京国際映画祭で見逃していた『ばるぼら』が、約1年の時を経て劇場公開されたので、早速鑑賞することに!

撮影監督がクリストファー・ドイルと聞いた時点で、強烈な世界観が展開される事は予想して
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

4.0

スタジオライカの新作とあって期待して鑑賞したけれど、期待を裏切らない見事な作品だった!

ストップモーションとは思えないアニメーションのクオリティには今回も驚かされる。
しかし、今回はアニメーションの
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.0

沖田修一監督の新作『おらおらでひとりいぐも』!

夫に先立たれた老婦人の日常をベースに、過去の回想も織り交ぜつつ描いていく。
この起伏の少ない物語に対して、沖田監督は独創的かつ寓話的な世界観を、自由に
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日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ(2020年製作の映画)

4.5

昨年の『きみと、波にのれたら』が年間ベスト級の傑作だった湯浅政明監督の新作!今作は2020年7月からNetflixで配信されたアニメシリーズを再編集したもの。Netflixで配信されたアニメの方は未見>>続きを読む

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

4.0

今週公開の映画の中で、最も期待していた『魔女見習いをさがして』を観る!『おジャ魔女どれみ』は毎週欠かさずに観ていたという訳では無いけれども、世代的にはドストライクな作品ということで、今作も迷わず鑑賞す>>続きを読む

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

2.0

今日も元気に映画館へ。深川栄洋監督の新作『ドクター・デスの遺産』。北川景子と綾野剛が出演することぐらいしか予備知識はない状態での鑑賞。
しかし、これは不発だった!

安楽死を装う連続殺人犯を追う2人の
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.3

当初はあまり観るつもりは無かったけれど、監督が『チワワちゃん』と『疑惑とダンス』の二宮健監督と聞いて鑑賞することに!

渋谷にある老舗とんかつ屋の3代目「アゲ太郎」が主人公。2代目の父親にとんかつを揚
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭明け1本目。まずはエンターテイメントに振り切れている映画が観たいなということで『ザ・ハント』をチョイス!
そしてこれが期待通りの快作で面白かった!

「人間狩り」という題材以外は予備知識
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

4.0

ギャビン・フッド監督の新作。

監督の前作『アイ・イン・ザ・スカイ』が年間ベスト級だったこともあり、期待して鑑賞。今回もギャビン・フッドは凄かった!

国家機密をリークしたイギリスの女性諜報員の物語。
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

観客賞を受賞した大九明子監督の『私をくいとめて』!
昨日の『家庭裁判所 第3H法廷』が最終案件になる予定だったけれど、チケットを取っておいた「観客賞受賞作上映」に予想通り本
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家庭裁判所 第3H法廷(2020年製作の映画)

3.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

ワールドフォーカス部門内のラテンビート映画祭との共催企画から、ドキュメンタリーの『家庭裁判所 第3H法廷』。ちなみに、おそらく私の2020年のTIFF最終案件!
「家庭裁判
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愛しい存在(2020年製作の映画)

3.3

東京国際映画祭にて鑑賞。

ユース部門の「TIFFティーンズ」から、ラストはアメリカの『愛しい存在』。
スケジュールの合間で鑑賞することに。

アルコール中毒の父親と暮らす姉弟が主人公。ある夏、姉弟は
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.5

東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020より日本映画の『ゾッキ』。
竹中直人、山田孝之、斎藤工の3者が監督を務めていることと、原作が『音楽』の大橋裕之であることぐらいしか予備知識は無し(
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

5.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

ユース部門の「TIFFティーンズ」からドキュメンタリーの『リトル・ガール』。
今年のTIFFティーンズ3本の中で、個人的な本命は今作ということもあり、期待して鑑賞。
そして
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デリート・ヒストリー(2020年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

ワールドフォーカス部門から、今年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したフランス映画『デリート・ヒストリー』。ベルリンで受賞したことに加えて、内容が映画祭での受賞が珍しいコメ
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赦し(2020年製作の映画)

4.3

東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020からトルコの『赦し』。
ほぼ毎年1本はコンスタントにTIFFで上映されるトルコ映画。個人的には敬遠してしまうことが多いのだけれども、今作は家族のド
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オマールの父(2020年製作の映画)

3.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020部門よりイスラエルの『オマールの父』。
東京国際映画祭でのイスラエル映画と言えば、2018年にコンペに出品された『テルアビブ・オン・ファイア』で場
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モラル・オーダー(2020年製作の映画)

3.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020からポルトガルの『モラル・オーダー』。ギリシャ映画の『アップル』に続いて、今作もまた映画祭以外でなかなかお目にかかる機会の少ないポルトガル映画とい
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私は決して泣かない(2020年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

ユース部門の「TIFFティーンズ」から『私は決して泣かない』!
毎年3本ほどコンスタントに上映される「TIFFティーンズ」。上映作品のクオリティはワールドフォーカスに負けて
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アップル(2020年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020よりギリシャ映画の『アップル』!
「アップル」というシンプルなタイトルに、読んでも何がなんだかよく分からないあらすじ。日本で上映されるのが珍しいギ
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息子の面影(2020年製作の映画)

4.3

東京国際映画祭にて鑑賞。

ワールドフォーカス部門のラテンビート映画祭との共催企画から、サンダンス映画祭で観客賞を受賞した『息子の面影』。
サンダンス映画祭の観客賞受賞と聞きつつも、あらすじを簡単に読
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マリアの旅(2020年製作の映画)

3.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020よりスペイン映画の『マリアの旅』。
スケジュールの合間で鑑賞できる作品だったので鑑賞することに。正直なところ、内容的にあまり嵌まらないかなと思って
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兎たちの暴走(2020年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020より中国の新人監督による作品『兎たちの暴走』。
実は当初「普通の行き別れた親子のドラマ」かと思ってノーマークだったのだけれども、予告を観たらサスペ
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