lpさんの映画レビュー・感想・評価

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全員死刑(2017年製作の映画)

3.0

個人的に今の日本映画界の中で最も注目している監督の1人である、小林勇貴の最新作にして、商業映画デビュー作。
『Super Tandem』→『NIGHT SAFARI』→『孤高の遠吠』→『逆徒』と、新作
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.8

評判通り確かに面白かった!
ミュージシャンの夢を捨て切れずにいる男と、そんな男との関係を断ち切れない女。関係が水面下で終焉の危機に瀕している2人の日常が描かれているけど、終始何処か不安定さが感じられて
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

103分のストップモーションアニメと聞いただけで頭が下がりそうだけど、独創的なファンタジーであり、家族の物語であり、生と死を巡る話でもあり、主人公クボの成長物語でもあるという、充実した内容を伴った傑作>>続きを読む

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.0

もはやアクション映画と化した『名探偵コナン』の静野孔文監督作。

「『シン・ゴジラ』が面白かったし、こっちも観るか」ぐらいの緩いノリで鑑賞。期待値が低かったこともあって、思いのほか楽しめた。約90分で
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悦楽交差点(2015年製作の映画)

3.5

DVDで鑑賞。『ホームレスが中学生』『新宿歌舞伎町保育園』の城定秀夫監督作品。

新宿の通行量調査のアルバイト中に「1000人目に通った女を嫁にする」と心に決めた男が主人公。実際に1000人目に通った
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

DVDで鑑賞。

各キャラクターが困難に見舞われながらも、夢を掴むまでを描いた堅実なサクセスストーリーに、手堅い演出が組合わさる良作。「新しさ」は感じなかったけど、悪くはない・・・というか、音楽の力と
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.5

エマ・ワトソンとトム・ハンクスが出演と聞いた時点で観たいと思った今作。正直、イマイチでした。

SNSの功罪だったり、プライバシーや選挙との関わりだったりと、題材は悪くなかったですが、如何せん語り口が
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

2時間オーバーの上映時間に見合う力作。容赦なく観客を恐がらせにかかるジェットコースタームービーでありながら、横軸に置かれた青春物語が爽やかな余韻を残していて見事。ビル・スカルスガルド演じる「それ」も、>>続きを読む

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.3

7年ぶりの『ソウ』シリーズ最新作。

過去のシリーズは全作観ていたし、「5」ぐらいまでは当時楽しんで観た記憶があるけど、今にして思えば「4」~「7」は完全に出涸らしだったと思う。

そんな『ソウ』シリ
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.5

期待通りのMCU映画で面白かったです。「ソー」シリーズでは一番好き。

「移民の歌」の使い方とか、ストーリー展開とか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の二番煎じ的な印象が拭えなかったことは残念。
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

2.0

「そこそこは面白いんだろうなー」ぐらいの期待値で鑑賞した結果、微妙でした。

アクション、コメディ、サスペンス、バディムービー、同級生との再会話。どれを取っても、手垢のついたものばかりで退屈でした。
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

全米大ヒットにして、圧倒的高評価を獲得したホラーサスペンス。

期待の高さから身構えて観てしまったこともあって、途中でオチが大方分かってしまったことは残念だったけど、評判に違わず確かに面白かった!
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リングサイド・ストーリー(2017年製作の映画)

3.2

『百円の恋』の武正晴監督最新作ということで鑑賞。

「『百円の恋』には及ばずとも、『イン・ザ・ヒーロー』並みの映画であれば・・・」と思ってみたところ、予想通り『イン・ザ・ヒーロー』以上、『百円の恋』未
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劇場版シネマ狂想曲 名古屋映画館革命(2017年製作の映画)

4.0

名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」の副支配人、坪井さんのドキュメンタリー。ゴールデンウィークにシネマスコーレで観られなかったので、今回アップリンクで鑑賞。

多くのミニシアターが東京に一極集中する
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

2.0

アン・ハサウェイとモンスターが出てくることしか知らない状態で鑑賞。

感想は「微妙」だった!
アン・ハサウェイが朝の特定の時間に、アメリカの田舎町にある実家近くの公園にいると、何故か遠く離れた韓国のソ
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.0

『凶悪』の白石和彌監督最新作ということで鑑賞。

賛否で言えば「賛」だけど、ちょっと長いかな。必要な長さというよりかは、焦れったく引き延ばした結果という印象が強かった。

阿部サダヲ、蒼井優、松坂桃李
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。コンペ部門に出品された日本映画。

「ラブコメ」と思っていたので、最初は主人公を筆頭に共感出来ない登場人物達に戸惑う。ただ、途中で今作が「ラブコメ」ではなく、「人と交わ
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Have a Nice Day(2017年製作の映画)

2.5

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。ベルリン国際映画祭で話題になった、中国のアニメ。つまらなくはないけど、ちょっと期待し過ぎたかな?・・・という感じでした。

アイスと雨音(2017年製作の映画)

5.0

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。日本映画スプラッシュ部門の作品。

昨年はコンペに『アズミ・ハルコは行方不明』を出品した松居大悟監督が、出演舞台の中止を発表される6人の若者達の1ヶ月を、74分ワンカッ
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おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

2.5

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。日本映画スプラッシュ部門の作品。タイトルの通り、お葬式に集まった家族の物語。

全体的に悪くはなかったし、シーン毎の演出は良かった。ただ、1本の映画としてはどうも微妙。
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スヴェタ(2017年製作の映画)

4.0

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。コンペのカザフスタン映画。

聾唖の女性を描いた作品。聾唖者が主人公ということで、数年前の「出演者は全員聾唖者、全編手話、字幕なし!」というあまりにも野心的かつ実験的な
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ペット安楽死請負人(2017年製作の映画)

4.7

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。コンペのフィンランド映画。

自動車修理工の裏で、ペット安楽死請負人を営む男のサスペンスフルな物語。個人的には今年の東京国際映画祭のコンペの中でトップ。こんな良い意味で
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さようなら、ニック(2017年製作の映画)

3.5

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。コンペ部門のニューヨークを舞台にしたドイツ映画。『ハンナ・アーレント』のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督の最新作。

ニックに捨てられた2人の女性の物語。ユーモラスな
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地球はお祭り騒ぎ(2017年製作の映画)

4.1

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。日本映画スプラッシュ部門の作品。

9月に新宿武蔵野館で『七日』と『プールサイドマン』が連続公開されたことが記憶に新しい、渡辺紘文監督の最新作。今回もモノクロ。そして、
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シリアにて(2017年製作の映画)

3.3

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。ベルリン国際映画祭のパノラマ部門で観客賞を受賞したベルギー映画。

シリア内戦下、激戦地に隣接するアパートに暮らす一家と、一家に匿われている隣人の24時間を描くサスペン
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シップ・イン・ア・ルーム(2017年製作の映画)

1.5

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。コンペティション部門のブルガリア映画。

台詞主体の『ザ・ホーム』と『ポーカーの果てに』からガラリと変わって、映像主体の作品。日常風景を切り取ったようなショットの連続だ
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ポーカーの果てに(2017年製作の映画)

4.0

第30回東京国際映画祭にて鑑賞したトルコ映画。

外ではデモが行われる夜、高校時代の友人4人がポーカーに興じようとするが、そこに予期せぬ事態が重なり・・・という会話劇主体の密室劇。

エンタメと社会派
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ザ・ホーム-父が死んだ(2017年製作の映画)

3.0

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。コンペ部門のイラン映画。

父の葬儀に突如現れた、ほぼ絶縁状態になっていた娘。慌ただしく繰り広げられる会話劇の中で、父親の遺体の扱いを巡る対立が生じたり、登場人物が抱え
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

4.0

第30回東京国際映画祭にて鑑賞。日本映画スプラッシュ部門の作品。

担任教師との淫行を噂され、次第に周囲から追い詰められる女子高生の物語。

「情報に躍らされる現代」をテーマに、徹底的に観客への「問い
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ポップ・アイ(2017年製作の映画)

2.5

象とオジさんの旅の様子を、ユーモアも交えてハートウォーミングにゆったり描いた良作。磐石な造りのロードムービーでした。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.5

各所の評判と、前2作の完成度から抱いた期待に違わぬ良作だった。20世紀フォックスのファンファーレのアレンジと、前2作を踏まえた上でタイトルを出すこだわりの時点で良い。

「本物の猿に演技させたのか?」
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プールサイドマン(2016年製作の映画)

3.5

昨年の東京国際映画祭の日本映画スプラッシュを制覇した日本映画。横っ面をビンタされるような衝撃作だった!

渡辺監督の前作『七日』と同じく、主人公の日常を、モノクロの映像で描いた作品。主人公には台詞が一
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.0

『アウトレイジ』シリーズの最新作!1作目は2010年のベスト映画。ビヨンドも良かった・・・という訳で、最終章も迷わず初日に鑑賞。

映画の方は期待通りの内容に満足。バイオレンス描写は荒々しく描きつつ、
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Super Tandem(2014年製作の映画)

3.1

シネマスコーレの小林勇貴特襲上映にて鑑賞。

『逆徒』に比べると、「他の監督でもやりそう」ってシーンは多い。作品を撮るごとに、監督の個性がどんどん作品に反映されていると感じた。

カーチェイスにきゃり
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亜人(2017年製作の映画)

3.5

空き時間と上映時間が一致したので鑑賞。

亜人の幽霊(?)のCGのクオリティがーとか、急に『シン・ゴジラ』的な演出が始まるーとか、佐藤健が独り言で心情を語っちゃうーとか、言いたいことが無い訳じゃ無いけ
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.0

観た人の間で熱狂が渦巻いている韓国産ゾンビ映画の大傑作、『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚が描かれたアニメーション。監督は『新感染』と同じく、ヨン・サンホ。製作の時系列としては、今作の方が『>>続きを読む

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