東京国際映画祭にて鑑賞。
アジアの未来部門から、日本映画の『よだかの片想い』。脚本に城定秀夫がクレジットされていることもあり、期待しての鑑賞でしたが、期待通りの良作でした!
顔にアザのある女性が、彼女を題材にした映画を撮らんとする映画監督と恋に落ちる。
映画のベースはラブストーリーながら、次第に「恋愛」を通して1人の女性のドラマを浮かび上がらせる話運びが巧い。
安川監督の演出も安定感があり、特に主人公の顔のアザが、物語の重要な部分に位置付けられるので、その映し方には工夫が感じられた。
小粒な良作でした。劇場公開時にはぜひ。