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永遠と一日のakubiのレビュー・感想・評価

永遠と一日(1998年製作の映画)
4.3
曇天の下の花嫁。霧の向こうの闇。避けられない終わり。たぐりよせる悔恨。よごれた歴史。詩人の哀愁。
こどもたちの嘆きの詩は弔いの火とともに哀しみの夜空にとけた。
見えない未来を託したい、ちいさな希望たち。

『教えてください。なぜお互いの愛しかたが、わからないのか。』

わたしが愛したものはなんだったか。
君の日 が、わたしの日 にもなった明け方の今が、永遠の一日の、はじまり。終わりに向かうわたしのたったひとつのひかり。
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