高齢の詩人の孤独と悔恨を、アンゲロプロスのひたすら長回しのキャメラが写し撮っていく。物語らしきものは、ほとんどない(まったく無いわけではない)。冒頭の、三人の少年が海に向かって走っていくショット、ラ…
>>続きを読むシームレスに現在と過去を行き来する長回しには素直に感動したし、全編通して力強いショットの連続であると感嘆したが、現時点の僕にとって好きな映画、好きな作家であるとは言い難い。
恥ずかしくも最近になっ…
これは傑作だ。とにかく凄い。映画好きなら絶対に観るべきだ。俺もテオ・アンゲロプロス監督の作品を全て観る腹づもりだ。
タルコフスキーを引き合いに出す意見をよく目にするが、詩的な映像表現や夢を漂うよう…
テオ・アンゲロプロスの作品はどれも素晴らしいけれど、中でも大好きなのが『永遠と一日』。
主人公は、重い病を患う詩人。しかし彼は、もう自作の詩を書かず、19世紀の詩人の研究を続けている。妻は亡くなり…
私が鑑賞したことのある『永遠と一日』『霧の中の風景』『こうのとり、たちずさんで』の中で一番好きな作品だった。
『永遠と一日』は老父が過去〜現在〜幻想へと記憶と想像をトリップし、道中ではアルバニア…
2回目 2024年視聴
採点基準
5.0 人生ベスト級
4.5~ 定期的に見かえしたい傑作
4.0~ 観てよかったと思える作品
3.5~ 評価すべき点はあると感じた
3.0~ 観なくてもよかった…
いい映画。
脚本が素晴らしい。一つ一つのセリフが、自分届かなそうで届く距離にあって響く。
特にアンナの言葉とアレクサンドレの言葉が😭
「風があなたの目を奪う、今日だけは私を見て」←ちょっとあとで詳し…
老いた詩人アレクサンドレは人生最後の一日を偶然助けた難民の少年と共に過ごす
少年に過去の偉大な詩人ソロモスの話を始めるとワンカットで時代が移り行く
ソロモスを真似て知らない言葉を買う遊びをする少年
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