面白い、面白い。こうした頭脳戦ではトラブルがあっても、実は想定内のことで逆手にとってスッキリさせていく手法が定番だけども。今作の場合なかなか一筋縄ではいかず、紆余曲折するのがとても良い。敵との情報戦や、それぞれの陣営の裏切り。なかなかに重厚でシリアスな局面も垣間見えるところがいい。刑務所の中にいろいろ役割を担うサブキャラがまたいい味を出している。
「ショーシャンクの空に」「太陽がいっぱい」「アンタッチャブル」・・・明らかにオマージュだと思われる引用が映画ファンにも刺さる。
ゆで卵は「暴力脱獄」を彷彿とさせるように思えるが、これは韓国あるある。刑務所出所祝いで豆腐を食うのと同じで、韓国ではゆで卵がスナック代わりだったりする。
