古川

銀魂の古川のレビュー・感想・評価

銀魂(2017年製作の映画)
4.1
福田監督を銀魂に起用したのが素晴らしいですね
日本のコメディ映画の中でダントツに面白いんですが、
時事ネタなどに頼り過ぎてる部分があるなって…
けど、原作は時事ネタを頻繁に使用して笑いをとってるのでそこも原作に寄せているんだな と思いました
他にも 予告でも分かる通り
空の背景のクオリティーの低さは
最初え?となるはずです
けれどそれも監督の狙いで
「銀魂」だからあえて クオリティーを5段階くらい落としたんだと思います
あの背景の空がリアル過ぎると、 強烈な個性のキャラクターに全部もっていかれて画全体としてみるとおもしろくないと思うんです
こういう不満点があるけど、実はこういう狙いや意図なんだろうなって考えるとこの映画は深くておもしろいです

原作を忠実に 一言一句再現してしまうと2時間の尺じゃ収まりません
それを泣く泣く削ってうまいこと
尺に収めて 、、
そういう努力が制作裏にはあるのに
1人だけがおもしろい!って思うより100人がおもしろい!って言ったほうを使うんです
そうして出来上がったのが今現在公開されてきた映画なんです
要は文句言わずに映画は見てほしいってことです
画には写っていないところで何百人というスタッフが汗水垂らして頑張っているんです
それを「おもしろくない」の
一言で済まされてしまうと
今まで頑張ってきたことはなんだったんだって、、悲しくなります
おもしろくないだけでなくて どこがどうおもしろくないのか
そこで、こういう狙いでわざとこうしてるんだ っていう発見も生まれてくるんです
1番最初に書いた銀魂の感想みたいに

もちろん中にはほんとにつまらないものもあります
古川

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