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銀魂のnewのレビュー・感想・評価

銀魂(2017年製作の映画)
3.8
侍の国。僕らの国がそう呼ばれたのは、今は昔の話…。
20年前、突如宇宙から舞い降りた天人の台頭と廃刀令により、侍は衰退の一途を辿っていた。
そんな時代に、侍魂をもった男が一人、その名は「坂田銀時」。
アニメ引用。

賛否両論ありの、流行りの漫画実写化。中には予告の時点で出来栄えがひどく見る気がしないものも数多く。しかし、これは結構楽しみにしていました。
結論から言うとなかなか面白かったです。福田雄一ならではの全力なおふざけ映画。金のかかった「勇者ヨシヒコ」って感じです。
良くも悪くも学祭のような安いコスプレ感のあるキャラクター達と、安っぽいCG。堂々たる安っぽさに安心感すら覚える笑。福田監督だから許されることですね。

シリアスなストーリーは原作を完全に再現。ギャグシーンは原作再現+福田監督節の効きつつ、(というかほぼ佐藤二朗節とムロツヨシ節)原作、アニメ、リスペクトを感じるアレンジ。
ただただ再現されるているだけではないので、原作を知っている自分でも意表をつかれて笑ってしまいました。
その分、シリアスシーンは少し退屈だったかなあ。アクションシーンも頑張っているが、真面目にやり始めるとあの安っぽいエフェクトに違和感が出てしまいますね。それすらもコメディとして捉えるべきなのかは分かりませんが…。

キャスト陣もかなり良かったです。
小栗旬、橋本環奈、菅田将暉が、予想以上にキャラクターに馴染んでおり、イメージを壊さず見れていました。そして個人的に一番ハマっていたのは吉沢亮。気だるげなイケメン感が見事に沖田でした。

この悪ふざけをはたして映画にする必要があったのかと、問われるとはっきり良いとはいえないが、このレベルの悪ふざけが出来たのは映画であったからなのは間違いない。そもそも作品の特性上、実写化とかいじってしまえるので、どっちに転んでもおいしかったとは思います笑。
コメディ回だけでいいから、深夜に30分ドラマとかでやってほしいですね。
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