O次郎

キリング・ガンサーのO次郎のネタバレレビュー・内容・結末

キリング・ガンサー(2017年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

いやー、やってもうた...。
その時を待って、待って、待ち続けて。
ようやくその想いが届いたのが残り上映時間30分を切ったところ。
そう、物語終盤まで全くシュワちゃんが画面に出てこない。
まぁよくあるパターンと言われればそうかもしれんが、地味に心理的ダメージがでかい。物語全編にわたって出てくるが駄作の多いニコラス=ケイジのパターンより辛い。

それでも、他の登場人物が魅力的だったり物語が巧妙であれば文句無しなのだが、そちら方面も微妙。
基本的にコメディタッチだが、なんというか笑いの質が万人向けでなく、本国の人たちでないと大笑いは難しいのでは、というものばかり。

仇敵ガンサーを殺すべく結成されたドリームチームが、作品のテイストはあるにせよそれにしてもマヌケ過ぎる。
これだとその相手のガンサーも大したことないように見えてしまう。
せめてドリームチームの肩慣らし的にテロリスト集団を圧巻の手腕で真面目に瞬殺する画を叩きつけ、その後にギャップとしてドジ踏んだりじゃれ合ったりしてるコメディタッチに移行していれば...。

満を持してのシュワちゃん登場も、アクションの質も量もとても満足なものではない。
いろいろとフラストレーションの溜まるトホホ感ムービー。
O次郎

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