若大将オーウェン

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Yearsの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

4.0
ビートルズのライブに焦点を当てたドキュメンタリー映画。ビートルズブームの熱狂、ケネディ暗殺や公民権運動とも絡みながら無邪気な4人の青春時代が大ヒットナンバーに乗って見れるのでつまらないわけがない!
観客は一緒に世界各地をツアーするように映画を見ていくわけだ。
それにしてもここまでの熱狂だったのか、ビートルズですら叩かれていたのかと驚く。(日本のエピソードも結構出てくる)
何より素晴らしいのは、過去の栄光ではなく、間違いなくビートルズが今も存在しているロックバンドであると感じられる映画だったことだ。
やがてライブに嫌気がさし、スタジオでの曲作りが中心になっていくのだが、そこでもTomorrow never knowsができる過程などを折り込み、最後まで興味深く見た。
映画は最後もライブで終わる。ビートルズが解散した経緯などは描かず、あくまでライブバンドとしてのビートルズに焦点を当てた映画だ。
ファンなら間違いなく必見の映画。
個人的にはHelp!がやっぱり一番良い曲だなと再認識しました