MaruyamaRyo

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring YearsのMaruyamaRyoのレビュー・感想・評価

3.0
ドキュメンタリー+ライブ映像からなる作りで、
このライブ映像が劇場限定というアコギな売り方なので、ホイホイ見にいった。

ドキュメンタリー部分は、大体のファンなら知ってることをなぞるだけなので、特に目新しさは無い。
ライブがなければ正直、見る価値は...??
アンソロジーという完璧な作品があるし。
後期をざっくり割愛する割に、ルーフトップで終わらせるのも不満。マッシュルームカット時代で潔く終わる方がテーマがぶれない気がするのだが。

ただシガニー・ウィーバーやウーピー・ゴールドバーグが当時観客側としての思い出を語るのは興味深かった。ウーピーの話が、これまたいい話。

あと、アンソロジーはめっちゃ長いのに対し、
これはコンパクトにまとまってるし、ライブ映像も多く流れるので、詳しくない人こそオススメ。

肝心のライブは、リマスターされているとはいえ元の録音が良くないので、「アルバム版とはまた違った魅力が!」という感じでは無い。予想に反して演奏はめちゃ上手かったけど!
アイドルとしてのビートルズを堪能できる。特にジョン。A hard day's nightでポールのターンに行くとき、必ず彼を指差すとこや、相変わらずテキトー外国語でMCするところが堪らん。
ライブへのやる気がほぼ無い時期の筈だが、I'm downを楽しそうに弾く様子が良すぎて悶絶。
MaruyamaRyo

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