不条理を越えて禍々しいまでの狂気。
狂気と本質は表裏の関係ってのを思い知らされる。
どうしても「何故」を探してしまう悪いクセを途中からこれは「何故」を吹き飛ぼして流れのままに観るのだと言い聞かせた。
でも腑に落ちない映画は数多くあるけど、これは僕の中では相当上位に食い込めるな。
ただ、最後のほう、毛糸の帽子をかぶってくるくる回ってズドンッの場面。
あれはダンナが意図的に選んだとしたら何かストンと気持ちが落ち着くモノがある。
表面的には家族の絆の薄さが露呈してはいるが家族の括りではない何かを言いたいのだと思う。
「ロブスター」の監督だから僕にとってはあまり深読み禁止だな💦
それと効果音がバツグンだった。
何はともあれニコール嬢には踏まれてみたい。