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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのneroliのレビュー・感想・評価

4.0
◼️ヨルゴス・ランティモス監督の世界観に引き込まれた〜◼️
 
 
2024年9月27日、日本公開予定の『憐れみの3章』は、ジャケ写からして、なんだか面白そうな雰囲気を醸し出していますよね〜✨
 
 
公開前の同監督特集として、本作『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017)を劇場鑑賞しました〜🎬
 
本当は『ロブスター』(2015)も上映されてたけど、時間の関係で見ることができませんでした〜😢
 
 
ところで、本作『聖なる鹿殺し〜』の内容についてですが〜
 
主人公は心臓外科医スティーブン〜
 
仕事内で色々あり、謎の少年マーティンに罪悪感を抱いている〜
 
普通は、こういったことは”裁判”で争うべきでは?と言ってしまえばストーリーは成り立たないわけで〜笑
 
また、身体的な検査で異常がなかったら心療内科、精神科だろ〜など〜笑
 
こう言ったことは通じない世界〜👻
 
 
謎の少年マーティンは、不思議な力を持っているんですよ〜
 
この少年を演じたバリー・コーガンくんの演技がとてつもなく良い。
 
不思議な雰囲気を醸し出している〜
 
 
そして、A24制作らしく音響効果がとてつもなくすごく、同監督の世界観へ導かれる〜😅
 
カメラワークもよかったな〜
 
 
私がホラー・スリラー映画に引き込まれることは珍しく、二時間があっという間だったのです〜
 
 
 
 
◼️ギリシャ悲劇『アウリスのイピゲネイア』〜◼️
 
 
ギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督〜✨
 
本作は、ギリシャ悲劇『アウリスのイピゲネイア』と似ていると言われている。
 
これは、ギリシャ軍総大将のアガメムノンが、娘イピゲネイアを女神アルテミスの怒りを鎮める為に生贄として捧げた話のこと。
 
最後の祭壇で、娘が鹿と入れ替わっていたそうだ。
 
 
本作の登場人物と置き換えると〜
 
☑︎総大将のアガメムノン→心臓外科医スティーブン
☑︎娘イピゲネイア→スティーブンの娘、キム
☑︎女神アルテミス→謎の少年マーティン
☑︎鹿→スティーブンの息子、ボブ
 
って感じでしょうか??
 
 
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