「籠の中の乙女」「ロブスター」の監督、ヨルゴス・ランティモスがギリシャ神話を基にしたという新作。
ある心臓外科医の家に招かれた青年は日に日に狂気を帯び、ついに怪しいゲームの始まりを告げる。
『家族の中の誰か一人を殺さなければ全員死ぬ』
そう告げられた日から子供達の足は動かなくなり、目から血が流れてきて…
なんだこれ、こんなの観てられないよ!!!!!
これから観る方に一つ忠告しておくと、この作品においては救いを求めれば求めるだけ絶望します。
絶対的な力を前にした女達の嫌らしさときたら…
いくらニコール・キッドマンとラフィー・キャシディーでも美しいお顔をぶん殴りたくなりました。
それに加えて頼りないお父さん、もうお前には何も期待しないからな!!!!!
まぁこんな風に言ってるけどこれが観たくて借りたんですよね。
ここ最近で一番のイヤミス感をありがとう、これでこそヨルゴス・ランティモス。
今作も世界観やストーリーはもちろん、音楽やカメラワークにまで徹底したこだわりを感じました。
それにしても人間ロシアンルーレットのシュールさよ…