聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのikachandesuのネタバレレビュー・内容・結末

とてもいい作品でした！とは言って、いいものなのか難しい内容ではありました。特徴的な場面が多く、カメラのズームイン・アウトや人物と連動して動くカメラアングルが全体を通して、内容の表現を強くしていて楽しめました。スティーブの登場シーンは特に必見で、彼の存在感と違和感は何とも言い難い気持ち悪さがあり、終始会話してる時、喜んでいる時、ましてや殴られている時でさえも表情が一切変わっていないのです。そして、何よりも不気味なBGMでシーンから不穏な空気が伝わってきました。人にオススメできるような内容ではないので、よほどグロ、ホラーに耐性のあるコアな映画好きには見てもらいたい作品です。