ゆき

ナラタージュのゆきのレビュー・感想・評価

ナラタージュ(2017年製作の映画)
3.5
戻り切ったゼンマイ

恋じゃなかった。愛ってなんだったんだ。
脆い人たちが片足ずつ結びながら歩んだ時間。
主人公の思い出に沿って物語は展開する。
半透明な壁を作って生きる彼女は、男をダメにする。
凄く静かな140分。このテンションの作品を見るのにはタイミングが大事だ。
いろんなことに気が振れている時期は、家だと集中力が持たないもので、今はいいタイミングだった。
原作は勧められ、一度だけ。原作ファンにはどう映るんだろうか。

***
高校時代の恩師と再会した大学2年生の春。卒業式の日、二人の間にできた秘密は、抑えきれない恋心となり関係性を歪めていく。
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