おんちゃん

22年目の告白 私が殺人犯ですのおんちゃんのレビュー・感想・評価

4.2
「絶対に許さない」

✼感想✼

原作となった映画
「Confession of Murder」を脚色し、
日本向けに制作された作品である。
見事に大成功した映画であったと感じた。
藤原竜也演じる“曾根崎”の
知的且つカリスマ性を持ち合わせた
連続殺人鬼といった役が
見事にハマっており、時効を迎えた事による
世間を少し下に見てる感じが良きでした。
今作を見て改めて思ったのが、
殺人犯に家族を殺された人達は、
一生殺人鬼の事を許すことは無いけれど
当事者ではない他人は字のごとく
他人事のように面白おかしく
メディアに取り上げ祭り上げるといった
どこか矛盾した感覚が見ていて
気持ち悪さもありながらも人間という生物の
醜い部分が見え隠れしているなと思いました。
ストーリーが進む事に緊迫する状況と
この事件の隠れた部分がどんどん見えてきて
途中で集中力が切れることなく
最後まで見ることが出来た作品でした。

✵あらすじ✵

かつて5人の命が奪われ、
未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。
その犯人が、事件から22年後、
突然みずから名乗り出た。
会見場に現れたのは、
自分の告白本を手に、不敵な笑顔を浮かべる
“曾根崎雅人”(藤原竜也)という男だった。
顔をさらし、肉声で殺人を告白する
曾根崎の登場にネットは熱狂!
賛否両論をまき散らしながら本はベストセラーに。
それだけでは終わらない。
マスコミを連れての被害者遺族への謝罪、
刑事への挑発、そして、サイン会まで。
そのすべてがあらゆるメディアを通して発信され、
SNSで拡散されていく。
それは、日本中を巻き込んだ新たな事件の
始まりだった…。
日本中が釘づけにされる告白の行方は-?
事件は、とんでもない領域へと加速していく!

✣参考サイト✣

https://wwws.warnerbros.co.jp/22-kokuhaku/sp/
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