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サバイバルファミリーのKHのネタバレレビュー・内容・結末

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

家族っていいですね

ある日東京一帯の電気が止まるという事態が起こる。電気だけではなく電池で駆動しているものも動かないという事態に何か普通ではないとわかり始めてきたとき小日向文世がお父さんを演じる一家はある決断を下す。

はい、正直少し泣きました。でもこれは途中ご飯食べて涙流すときに葵わかなが言っていたなんでかわからないけど流れる涙といったよくわからない感情です。
この映画はサバイバル映画ではなく家族の再生映画なのでサバイバルを期待して見たら肩透かしを食らうと思いますが、会話の少なかった所謂典型的な核家族が旅を通じて絆を深め協力して困難に立ち向かっていく姿に心を動かされました。
サバイバルというか実際こんな事態になった場合にリアルな描写を求めるんであればR-18でも多分描けないくらい悲惨なことになると思うのでリアルを求める方にはお勧めはできません。この映画に出てくるのは良い人間ばかりなので、普通だったら電気がなくて食料も水もなく60日ほどたった後に律義に配給の列に並ぶわけがないし、そもそも配給を分け与えずに自分たちだけで食べるだろうし。
(実際の震災の時もそうだったけど外国人の略奪とかあるだろうし)

まぁサバイバル映画と思わず、普段会話のない家族が協力しあって困難に立ち向かう姿を見て感情を少しずつ動かされて最後はハッピーエンド。こういう映画を見たい人にお勧めだと思いますし、悲惨な描写がないのでそれこそ家族で見てもいい映画だと思いました。
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