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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のczcncのレビュー・感想・評価

4.0
アマプラで鑑賞。
ヘッドフォンで聴いていたので、聴力を失っていく主人公の感覚がリアルに体感できて、衝撃的だった。映画を観ていて、今までにない感覚。
もともとその日暮らしバンドマンだから、見ていてずっと危うさを感じていて、ラストに向けてそうなっていったなぁと思った。
そのへんはツアーを止めて実家に戻った後の彼女の健全ぶりを見ても感じた。あの変わりよう。
トレーラーを売ってまで受けた手術の後の、絶望感。今まで聞こえていた音が、煩わしいノイズにしか感じられない。パーティーでの疎外感。切なかった。最後の最後で、自助グループのおじさんの言っていたことの意味が理解できた。

ルーベンのやっていた音楽はメタルというよりハードコアかな?ハードコアバンドのTシャツやパーカーを着ていてそこも良かった。
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