あー、すごい余韻です…配信されてるのは知ってたけど、いつか劇場で公開されることを願ってずっと待ち続けていた作品。ついに劇場公開…！！！！
『ファーザー』を観た時のような感覚。実際には分からない世界を疑似体験させるかのような創り。Odessa？での上映だったけど、あれは音楽というよりも生活音を際立たせるための音響として機能してました。一つ一つの細かな音がよく聴こえたと思ったら、主人公視点のこもった音だったり歪んだ音に切り替わって「自分だったらどうするかな…」と度々考えてしまう。
物語としては予想してた展開だけど、それまでのもっていき方とかルーベンの心の変化とかがすごい丁寧に描かれていて良かった。"メタル"とはかけ離れた作品の仕上がりがとにかく印象的。ラストも安易に終わらせないところがたまらなく良い。
劇場で観てよかったと心から思える作品でした。
