Frengers

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

@映画館

主人公をドキュメントする動き揺れるカメラと画がきまりまくる固定のロングショットが絶妙。騒音と静寂の狭間を揺れ動く物語と見事に重なる。右にいくバンと左に歩く主人公の対比も泣ける。会話場面の切り返しが続く中盤から少し退屈になる以外はかなり楽しんだ。ラストシーンの静寂は平穏と同時に、かつて自分がいた場所からの決定的な断絶を意味していて引き裂かれた。
特筆すべきはやっぱり音だった。低音と高温、細やかなノイズの差異やグリッチと繊細にコントロールされていて良かった。
Frengers

Frengers