ちぃ

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のちぃのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

★3.8 メタルバンドのドラマー、ルーベン。彼は聴力を失う。そんな彼を見て、彼女でバンドのボーカルのルーは、ろう者のコミュニティを彼にすすめる。ルーベンは彼女と離れ、そこで生活をし、周りに順応するも彼の音を取り戻したいという気持ちは消えることはなく、彼は音を取り戻す手術に踏み切る。元の音を取り戻せば、ルーとの関係も音楽も全て取り戻せると思っていたルーベンだったが、前とは全てが違っていた。
ボックスに入りヘッドホンをし、聴力検査する不安げな姿…自分の突発性難聴を思い出し、胸がつまる。
音のない世界で生きることを決めた者と、自分だけはそこから抜け出せると信じて疑わない者。当たり前の日常が一変し、元通りには戻れない事実を受け入れるしかないと悟った時のシーンが秀逸。映像作品における音の重要性を感じる作品。
オリヴィアクックの眉毛ばかりが気になった。
ちぃ

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