KT77

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のKT77のレビュー・感想・評価

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時折、無音になる。数十秒から1分程度だが、非常に長く感じられた。

無音以外は変わらない日常でも、無音のせいか、それを明確に認識できない。何かが欠けているように感じる。雑音なんて無い、全ての音には意味があった。

ただ、その音がなくなった時、音が大事だったのか、聞こえることが大事だったのか、それとも。最後のルーベンの示唆的な晴れやかな表情に考えさせられた。適者生存。

普段意識しない世界について考えるきっかけとなった傑作。
KT77

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