ツナ缶

荒野にてのツナ缶のレビュー・感想・評価

荒野にて(2017年製作の映画)
3.0
少年と競走馬の絆のようなストーリーを期待していると、そうでもない話です、話として悪くはないけど期待したものとは違いすぎました。

あらすじは、父親を亡くし行き場の無くなった少年が、使い物にならなくなり殺処分される運命の競走馬を連れて逃げるロードムービー。
この映画は見る年頃だったりで、理解できたり、できなかったりする映画なんじゃないかな?って思った、少年時代に見ていれば感想もだいぶ違ってくるんだけど、経済動物としての競走馬の現実だったりを知ってると、少年の行動が身勝手なことにも見えてしまうし、独りよがりが不幸な事態を引き起こしてしまったんじゃないか?とも感じるし、少年の気持ちも当然分かるんだけど複雑な気持ちになってしまった。
最後は万々歳のハッピーではないけど少年よかったね!と思える終わり方かな。

静かで淡々とした孤独な少年の映画なので、映画としての盛り上がりとかを期待して見てはダメかも。
ツナ缶

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