あきしげ

ヴァイラルのあきしげのレビュー・感想・評価

ヴァイラル(2016年製作の映画)
2.0
スケールは世界、実際は街、細かく言えば、家二つ分。

良かった点。

・寄生虫に支配された感染者
・恐怖を煽るそれなりの演出

悪かった点。

・主人公は真面目に見せたビッチ
・感染者の姿が短すぎて足りない
・登場人物にまったく魅力がない
・予算がないので地味すぎる展開

感染系のホラー映画。
ゾンビ映画じゃない。
ウイルス系ではない。
寄生虫が感染源です。

某ゲームの四作目に登場するアレみたい。
ただ、本作は気持ち悪い音を出す寄生虫。
なぜか感染したら目が見えなくなる設定。
視覚を無効にして近距離での恐怖を煽る。
それが見え見えすぎて設定が微妙でした。

寄生虫に支配された感染者は良かった。
もっと長く登場させるべきだったはず。
予算が足りないのでじっくり一体だけ。

物語のほとんどは姉妹と向かいの同級生との恋。
かなりどうでもいいような内容が半分ほどある。

同じ寄生虫なら『パラサイト』のが面白い。
出ているキャストも今じゃ主役級であるし。
狂暴な感染者ならば『28日後』が面白い。
ザ・イギリス映画って感じが最高なのです。

本作は突出した部分がなかった。
感染者の姿だけが良かったです。
視覚が伝えない意味がないけど。

パッケージに期待してハズレくじを引いた。
あまりにも地味な内容にガッカリしました。
あきしげ

あきしげ