ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「音」にフォーカスを当てた二作目の短編作品です。
本作のモチーフはタイトルともなっているバッハの「G線上の幻想」です。シュヴァンクマイエル監督は一貫したモチーフを他の作品で使い続けます。「動作と音」はそのひとつです。今回はそのモチーフにフォーカスを当てて、「G線上の幻想」の演奏に合わせて様々な映像を表していきます。
まあ、今でいうところの音楽のプロモーションビデオといった趣ですね。ミュージックビデオに慣れてしまったボク達には新しい表現方法ではなく、経年劣化してしまっているのは仕方がありません。
本作でもストップ・モーション・アニメーションは非常に控えめに使われています。しかし、まだまだヤン・シュヴァンクマイエルらしさは出ていません。