Osamu

あゝ、荒野 前篇のOsamuのレビュー・感想・評価

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)
4.3
最高におもしろい。

荒野の新宿で生きる者たちの物語。

寺山修司の原作では当時の流行歌や詩が挟み込まれていたが、時代を2020年東京五輪直後に移した本作では歌や詩の代わりに現代的なキーワードやアイテムが挟み込まれている。まず、この読み替えがおもしろいと思った。

そんな読み替えや設定の改変があるものの、全体の雰囲気は原作を見事に再現しているように感じた。

そんな能書きはどうでもよくて、兎に角おもしろいんだよ。ボクシングなんだよ。憎しみの物語なんだよ。

エンドロール後の後編の予告編で泣きそうになった。

きっと後編で憎しみの物語が愛の物語に変わると思う(妄想)。
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