さとうの人

あゝ、荒野 前篇のさとうの人のレビュー・感想・評価

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)
3.9
2021年の新宿。プロボクサーとなった仇に復讐すべくボクシングを始めるシンジ。繋がるためにボクシングを始めたどもりのケンジ。
二人がボクシングに出会い切磋琢磨している中、新宿では大学生の団体が自殺防止フェスを企てる話。

大きなテーマは「ボクシング(生)」と「自殺(死)」
リングの上のほんの少しの時間の為に命をかけるさまが胸熱。

そこに絡む人物たちも深みがある。特にユースケ・サンタマリア演じるし片目の師匠が爽やかで温かくてイケメン。

割と多いベッドシーン、菅田将暉のおしりだけでも価値がある。

そしてとてもとても長い尺、それでいてまだ前編。
テンポがいい訳ではなく、でもトロいわけではなく。これが妥当かつ面白いテンポ感。

新宿の空気感、「あ、これは新宿」とちょっと思った。
さとうの人

さとうの人