くじら

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男のくじらのレビュー・感想・評価

3.9
アイヒマンショーを見たので、アイヒマンが捕まるまでの話に興味を持ち鑑賞。

 ナチの残党が多くの組織にいて、また亡命した元親衛隊がいたことも色々な作品で見て知ってはいた。この作品では検事長バウワーの近くにもいて、その人たちを欺くためにクウェートにアイヒマンがいると嘘の情報を信用したフリをしていた。
 バウワーもバウワーの部下も同性愛者で、この時代は同性間の性行為が犯罪だった時代。そのことを利用され部下がバウワーが違法捜査をしたことを告発するよう脅されていた。部下は警察に自白し告発することはなかった。この時代が悲しいし、ナチについても正義を貫いたように、ある時代のある人間には正しく感じられたことも、別の人別の時代には正しくないことを考えて、正義の行動をとることが大切だと思った。
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