お金は無いけど、愛と夢はあった。
「お前本当に幸せか？」
どこからどう見てもめちゃくちゃな親なんやけど、こういう自由奔放で枠にとらわれない生き方ができないからこそ憧れてしまう所もある。
自分の生き方を子供に押し付けようとした親。やり方は間違えていると思う。
でも憎めないのは、子供たちを愛していたから。
子供たちもそのことが心の底では分かっている。
ガラスの城を建てると約束した父親。
プールでの父の教え。
「一生何かにしがみついて生きていくのか？」
社会規範からは外れている親かもしれないけれど、外から見たら立派な肩書でも子供への関心は薄く、世間の目ばかりを気にしている親よりかは良いと思う。それに、本当に自分勝手で子供をネグレクトする親なんていくらでもいる。
父親を一度は否定し、受け入れた。
それは、自分の生き方に自信がついたからできたのだと思う。
結局子供は親を受け入れ、愛することができなければ、自分のことを否定してしまう気がする。（親からの愛情が無い場合は別。）
