ジャケットのシーン、菜の花に囲まれて琉球民謡(?)を歌う日本人の女の子が綺麗
ゴールドラッシュの噂を聞きつけた兄弟、を中心に描かれる群像劇。金と性欲と人間の欲望が渦巻く小さな街で生活する人々がジリジリと悲惨な状況に追い込まれていく。みんな不器用ながらもなんとか相手を思いやって役に立とうと行動するも、それが無意味に終わってしまうという健気さと儚さはアジア人の美徳であり、そこから得られる共感はやっぱ西洋映画にはない、アジア映画特有の価値観だと思った。
金瓜石行けばよかったなぁ。娼館があるあたりの坂に店が並ぶシーン、同じゴールドラッシュで栄えた歴史を持つ九份で見た風景にそっくりだ。
余談で、友人から聞いた話なんだけど鉱山で栄えた街には映画館が繁盛していたらしい。だから九份にも当時の映画館があったし北海道、夕張の街でも夕張映画祭が行われるぐらいになってるんだって。そしたらこの金瓜石にも昔の映画館があったのかな。