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まともな男の私の映画のレビュー・感想・評価

まともな男(2015年製作の映画)
4.0
自分の娘を「あんな顔だぞ」とか言われたらそりゃ許せないと思った 人間、怒りのリミッターが外れてしまうとどんな行動に出るかわからない。誰しもがきっとそうだと思う。強姦に関してはあいまいな部分もあるけれど、15歳の未成年の少女は大人の真似事をしていてもしょせんはまだ子どもだから、判断がおぼつかないし、まあ成人の男が手を出したら強姦だよね。そんな簡単にそこらの軽い男に処女を奪われたらと想像すると死にたいくらい悲しいかも。某アイドルグループメンバーの事件を思い出した。そりゃ15歳の女の子にとっては成人の男なんて怖いでしょう、この子は嫌だとはっきり言えただけ凄いと思う。

事なかれ主義はときに大変な事態を引き起こす。最後の方は証拠を隠蔽したり無茶な嘘をついたり奔走しすぎてその結果大爆発していてなんというか喜劇っぽくもある。けど彼がプツリと切れてしまったのは娘のことを悪く言われたからであって、自分のこどもや奥さんのことは愛しているんだけどな…自分の保身しか考えていないように見えるけど、悪人ではないんだよね、この人。日記を捨てたあとベンチでうなだれ一人涙を流すシーン哀愁が漂いすぎていて可哀想に思えた。世の中どうしても丸く収まらないことだってあるから、覚悟を決めて徹底的に戦わなきゃいけないこともあるよね。嘘をつかず、正直になることって大事だね
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