まともな男の作品情報・感想・評価・動画配信

「まともな男」に投稿された感想・評価

たまご

たまごの感想・評価

3.4
すごくモヤモヤして嫌な気持ちになる映画だった
臆病で自己中心的な男が狂気に陥っていく話し
SONIA

SONIAの感想・評価

3.3
「嘘」というよりは大人の対応であると思う。基本的に対応はそれほど間違ってないと思うが。

それよりも登場人物みんな性格がよくないので観ててもやもやする。

ただレイプを波風立たないように黙っているのか、きちんと話すべきなのか、難しい問題だ。正解はわからない。なんとも言えない後味だった。
亘

亘の感想・評価

3.8
【孤立無援】
トーマスは家族を連れてスキー旅行に向かう。執筆業に集中したい妻のために娘たちの面倒を主にトーマスが見ていたが、ある夜問題が起こる。穏便に解決したいトーマだったが次第に立場が苦しくなる。

温厚な1人の男が、1つの問題を前にして追い詰められていく様子を描いた作品。問題に対処し始めたころトーマスはまともで思慮があるように見えたが、次第に追いつめられると嘘に嘘を重ねて保身に走り始める。確かに状況がトーマスに不利に動いていく点、不運だし嘘が嘘を呼び問題が雪だるまのように大きくなっていく様を描くのは上手かったけど、緊張が高まっていながらラストにカタルシスがないのが少し消化不良な感じもある。

[事件が起こるまで]
トーマスは家族とうまくいっていなかった。妻マルティナとは倦怠期で娘ジェニーは反抗期。家庭内での力関係も妻の方が上のよう。トーマスは家族の険悪ムードを打破すべくスキー旅行を企画した。そして上司の娘でジェニーの友人ザラを乗せていく。これも上司の機嫌を取るため。彼は家でも会社でも中間管理職のような役回りなのだ。
妻マルティナは小説を書くためにスキーの時間以外はロッジに籠っている。だから娘たちの面倒を見るのはトーマスの役目。ある夜ジェニーとザラは街中のパーティに参加する。夜遅くに迎えに行くとジェニーはいるがザラがいない。その後トーマスが見つけたザラは涙ながらに暴行されたことを告白する。

[まともな時期]
突然のことに被害者ザラは心の整理が追い付いていない状況。それに彼女自身未成年で飲酒していたわけで秘密裏に処理したい。ザラのそんな思いをくみ取り、家族をごまかしつつトーマスはザラに寄り添う。大ごとにしないでザラを無事に守り切ること、それがザラの望むことでもあり彼の使命なのだ。

[ザラの心変わり]
しかし加害者セヴェリンの父親に面会に向かったところから不穏な空気が漂う。就職を控えたセヴェリンを陥れるつもりかと脅されるのだ。そして一方でザラは「セヴェリンに罰が必要」と警察に届け出る決心をする。それまでザラの側に立っていたトーマスも直前にセヴェリンの父親から脅しを受けたから慌ててザラを諭す。ザラのためと見せかけて保身をし始めるのだ。

[エスカレート]
ザラが告発をすればザラとジェニーの飲酒問題も絡みトーマスの監督責任が問われる。そうなればマルティナからも上司からも責められて家庭でも仕事でも窮地に陥る。だから何とかザラに警察に届け出ないでほしい。一方で夫婦間ではマルティナに別居を切り出され、娘のジェニーはザラと喧嘩する。さらにトーマスはセヴェリンから直接謝罪する場を設けようとするが、ザラは謝罪をかたくなに拒否。ついにトーマスとの話し合いから逃げる際勢い余ってがけ下に転落してしまう。

[保身]
ザラがケガして入院してしまうと、隠し通せなくなってしまう。ザラの両親がスキー場にやってきて、マルティナを含めて話し合いをすることに。そこではトーマスの昔話を含めてトーマスに不利になりそうな話になるとトーマスは必死にごまかすのだ。さらにはザラが目を覚ましてからもトーマスは何とか周囲に事実がバレないようにごまかし続ける。特にザラに事実がバレないように日記を探し回りマルティナに弁明をするシーンからはトーマスの執念と必死さが見える。そしてトーマスはセヴェリンの家に直接対決に向かう。

[元の生活]
ザラが回復しスキー旅行も終わり、それぞれの日常に戻る。ザラの身に起こった事件についてもセヴェリン親子に起こった事故についてもトーマス以外には知らないし彼だけが罪悪感を抱きながら生きていくのだろう。この結局何事もないそれまでと同様の日常に戻るというのは現実感があるけれども、事件が雪だるま式に大きくなる形式がうまい分カタルシスを期待してしまって少し期待はずれに感じてしまった。

印象に残ったシーン:トーマスがザラを説得するシーン。トーマスがジェニーやマルティナに弁明するシーン。
小小野

小小野の感想・評価

3.6
すごく気持ちがわかる
物事を良い方に修正しようとして嘘つくキモチ!
キュン!
気の弱いお父さん、悪気は無いのにどんどんドツボにハマっていく。

全てを丸く収めようと、ちょいちょい嘘をついていたら自分が追い詰められる。

追い詰められた挙げ句、事態はとんでもない方向へ…。

とんでもないことをしでかした割に、何事もなかったかのようにシレッと終わって驚いた。
matsushi

matsushiの感想・評価

3.8
こういう人生の不条理と人間の愚かさを描いたヨーロッパ作品が大好きで仕方ない。

本作に関してはストーリーが少し粗めだけど、雰囲気としてはストライクです
kit

kitの感想・評価

3.5
そりゃこんな顔なるわ。

少女のためについた小さな嘘が、彼の人生を狂わせる…なお話。

倦怠期の妻、反抗期の娘、自分の子と反り合わない上司の娘。この4人でスキー旅行へ行く時点でとんだ胸糞映画なんですが、主人公のついた嘘によって彼の人生はさらに狂って行きます。
ただ唯一感情移入できたのは他の誰でも無く彼で、そもそもの嘘が自分の保身のためではないのが可愛そすぎる!😅

常に緊張感漂う作品で、心の安らぎを得ることの出来る場面と言えば、スイスの大自然と、キャラクターよりも温もりを感じられる木製の家くらいです🇨🇭

「言葉は時に凶器になり得る」を200%体現した映画でした。

このレビューはネタバレを含みます

まともな男というタイトルとは裏腹に、主人公がめちゃくちゃサイコパスな映画だと思って鑑賞してたら、割とどこにでも居るような男の悲劇だった。うん、これはまともな男です。良くも悪くも。

話の展開は、ありふれた日常の後味悪い話って感じ。もうどう転がってもハッピーエンドにはならない。それなのに、表面的なハッピーエンドで物語は終わっている。それが1番怖い。

これってすごい難しいテーマを、ものすごく見やすくそして観客に考えさせようとしてる映画だと思う。何が正解なのか、どうすれば誰も傷つかずに済んだのか。この映画についての議論はきっと楽しいと思う。そう思わせてくれる映画はとても貴重。

レイプって題材は死ぬほど難しい。そしてこれは、本当に起こったのかどうか事実は最後まで分からない。同意だったのか、無理やりだったのか。主観と客観では別の解釈になるし、被害者と加害者側の意見なんて真っ二つに分かれるに決まってる。今回は被害者側の意見が15歳の少女の意見だったので、さらに証言内容は曖昧で信じるに値する内容ではない。しかし、嘆き苦しみ泣きわめく少女を誰が疑うことが出来るだろうか。少女を守るために必死に嘘をついていた主人公は、本当に頭がおかしい人間なのか?

正直、酒に酔って嫌いな奴の車に突っ込んでセラピーに通っているという情報がやばいだけで、主人公は自分が悪者にならなければ、嘘で誤魔化そうとする人間味のある人物だったと思う。もし、本当にまともじゃなかったのなら酒の力に頼らずとも車をぶつけられたはずなのだ。でも、序盤にちょっとヤバいやつ感を演出したのは観客をミスリードさせるためだったのなら、完璧な演出。

あと、こんなに重苦しい話なのにカメラワークが良すぎ。オシャレ映画か?と途中で思ったりもしたが普通に重い話でした。

最後に全部バレて社会的に死ぬんだろうなと思ってたら、何事も起こらず終わりを迎えたのには驚いた。でも、主人公はハラハラして生きていくんだろうなと考えるとちょっと鬱。結構、主人公の人に感情移入しちゃってたので、心が痛かった。

子供のために嘘をつくか、大人として本当のことを言うか。正義はどちらだ?
riekon

riekonの感想・評価

4.0
家族は反対してたのに
上司の娘さんも連れて
スキー旅行へ⛷
自分の娘とパーティーに行かせたら…
…これからどうなって行くのよ
不安な気持ちで観てました😔
預かった責任があるし
自分の立場が悪くなってしまうしと
嘘をついたり上手いこと言って
収めようとするけど…😞
あーあ💧
観てると私の気分がどんどん⤵︎いく…
でも結末が気になるー。
面白かったです😊
yuu

yuuの感想・評価

3.5
何も調べず、たまたま観たら面白かったです!

良かれと思って、気を遣って嘘をついたらその嘘が積りに積もって大変なことに。。。

所々に笑えるようなコメディ要素があって良かったです。
お父さんの優柔不断な所とか、家族などに対して上手く嘘を言えない感じがとても演技から滲み出ていて良かったなと思いました!

終盤はあぁ。。。とそこまでなっちゃうのかと思わず口が開いてしまうぐらいなことが起きてしまいます。
小さな嘘は積み重ねると大きな嘘に発展して、さらに大きな問題が起きてしまうことが学べますね!

とても面白かったです!
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