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海峡を越えた野球少年の作品紹介

海峡を越えた野球少年のあらすじ

1956年から1997年までの42年間、毎年夏になると野球少年たちは、海峡を越えて本国に渡る。そのなかで決勝戦まで勝ち残りながら惜敗した1982年の野球チームの少年達を探し出し、プロ野球始球式に登板してもらおうという企画が持ち上がる。そして、熱心な韓国の野球ファンが日本にやってきて当時の選手捜しを始めるが・・・。 大好きな野球とアイデンティテーに翻弄されながら、塩っぱい青春を謳歌した在日の少年たちの哀愁と希望、そして韓国野球の発展に貢献した野球少年の軌跡を綴った野球ドキュメンタリー映画である。

海峡を越えた野球少年の監督

原題
그라운드의 이방인/Strangers on the Field
製作年
2014年
製作国
韓国
上映時間
103分

『海峡を越えた野球少年』に投稿された感想・評価

小

小の感想・評価

4.0
在日コリアンのアイデンティティーに触れるドキュメンタリー。登場するのは元野球少年の普通のオジサンたち。キャラクターが立っていて何十年ぶりに再会した彼らの会話が面白く、あまり深刻な感じにならないところが、難しい問題を考えるにはかえってよいかもしれない。

朝鮮戦争後1956年の夏、韓国で高校生の野球大会「鳳凰(ポンファン)大旗全国高校野球大会」が開催される。戦後復興が目的だが、日本に直接野球の指導を受けることは感情的に許されないので、在日コリアンの高校球児を通じて韓国野球のレベルアップを図るという狙いもある。

大会は1997年までの42年間続いたが、1982年の野球チームのメンバーを探し出し、プロ野球始球式に登板してもらおうという企画が持ち上がる。このチームが試合をした球場が今でも残っていて、始球式もその球場。熱心な野球ファンが当時の選手たちを探しに日本を訪れ、かつての選手を探し始めるが…。

まずオジサンたちを探すのが大変。風貌の怪しい人がやってきて警戒したということもあるだろうけど、過去を掘り返されたくないという雰囲気も感じる。当時は大会に参加することで、友人たちが在日コリアンであることを知ってしまったり、韓国では良い印象を持てなかった、ということもあったようだ。

それでも一人、また一人と口説いていくうちに、彼らが連絡を取り合い、かつての仲間が集まる。同窓会となった飲み会での彼らは、あっという間に野球少年。ギャグを交えながら思い出話をするシーンはとても面白く、とても良い絆を築いていると、羨ましくもある。

彼らは日本で生まれ、日本の学校しか通っていない人は韓国語を話すことができない。日本人からは差別され、韓国人からは好意的にみられない。二つのアイデンティティーに引き裂かれたような在日コリアンを思うと切なくなる。

韓国派遣チーム編成にあたっての民団と総連の違い、そして、かつての球児のなかには、南北朝鮮の分断で不幸な結末になってしまった人がいたことも明かされる。

でもね、ただただ野球をしたい少年たちにとって、民団と総連、北と南、韓国と日本、これらは一切関係ない。彼らにとっては大人たちが勝手に決めたこと。

スポーツや芸術って偉大だ。国家や思想と同様のアイデンティティーを我々に与えてくれる。このアイデンティティーは憎しみやわだかまりと無縁。そこには悔しさはあるだろうけど、楽しさや向上心といった陽性の感情が支配し、争いのない生き生きとした世界が想像できる。

そして、韓国での始球式と現地での草野球。この映画はいう。人が変わったというのは希望的な考えだけど、あの日僕たちは楽しかった、と。

とても難しいアイデンティティーを持つ在日コリアンの方々。でも、こうしたアイデンティティーを乗り越え、さらには差別を乗り越える考え方を体現し、世界に影響を与えうる立場にもっとも近い位置にいるのは、彼らなのではないかと思う。
Aya

Ayaの感想・評価

3.5
原題「グラウンドの異邦人」ですね。
昨年4月に釜山で見ようとしたら時間が合わなくて!
日本に来るとは思いませんでした。

でも見たら完全に日本向けではあるね。
なぜならこの映画のラストに「在日同胞として韓国に野球をしにきた620人にこの映画を捧げます」と出たので。

てか、見て率直な感想、コレって韓国でヒットする内容か?
完全に日本に住む在日韓国朝鮮人にスポットを当てる。
今では韓国でもプロ野球は大人気。
そんなプロ野球が設立される前から、日本に住む在日同胞の高校生、大学生たちは8月いっぱい招待を受け韓国に渡って野球試合に出たり一緒に練習したり、時にはコーチとしたりした。

その歴史を鑑みて、大会で準決勝まで進んだ在日同胞チーム1982年のメンバーをプロ野球の始球式に呼ぼう!とする韓国クルーの取材ドキュメンタリー。

これがですね、韓国でもそこそこのヒットもしてたしいい評判も聞いてたんですよね。
それが今となっては結構不思議。
韓国でも注目されていたのです。

うちの父も野球少年だったので父と見たのですが、2.30年会わなくても、会ったら野球少年だった時のテンションですぐに元の関係に戻って、しかし年はとってるわけでおじさんの昔話やら何やらかんやらのたっのしそうな雰囲気が私見たことあるよ(笑)

部活を共にした奴らって(しかも関西人多し)うるさい上にもう話し出したら止まらない!呑み出したら止まらない!
ほんと微笑ましいと思いました。

最初は取材に警戒をしていた82年メンバーですが、1人話ができることができれば趣旨が伝わったようで次々に同期を紹介してくれるあたりが面白かったな〜。

そして在日韓国朝鮮人として日本で差別される、韓国に行っても日本から来た、ということで差別される。
これ「60万回のトライ」でもありしたよね?

でも行ったら行ったで超歓迎されて女の子にもモテモテ!と色んな韓国に人に囲まれたという思い出話。

そして色んな在日同胞の方々。
朝鮮学校に通ってる人は韓国語が喋れるんだけど、日本の学校に通ってた人は全然わからないとか、韓国に行くのに朝鮮籍の人は大変だったとか(ここは意図的にぼかされていた)。

そんなおじさんたちがいよいよ斗山ベアーズとLGツインズの本拠地である蚕室野球場での始球式に・・・可愛かった〜(笑)
歳はとっても野球大好き!
良い勉強になりました