【仕事〈命】
2017年劇場鑑賞作品37本目。ポイント鑑賞。
「ちょっと今から仕事やめてくる」
軽いノリのタイトルだが内容は全然、軽くない。重い。現代社会の闇が溢れんばかりに詰まっている。
ブラック企業ってやつはいっこうになくなりやしない。頑張って、頑張って、頑張れ俺。違う、あなたはもう充分に頑張ったよ。もう頑張る必要なんてない。休むことも仕事のうち。
休みがないなんて、おかしいからね。
ブラック企業は心を破壊する。罪のない人が電車につっこんだり、飛び降りたり、そんなことをする必要なんて、これっぽっちもない。死ぬくらいなら仕事なんてやめちまえ!
「生きてさえいればどうにかなる」
家族のシーンがピークでした。そこで号泣。
私、シフトリーダーしてた時に三人同時骨折でシフト組めなくなった時、病んだな……。他にも棚卸しに新人教育。22歳の私には重圧すぎて、耐えれなくて、泣きながら親に辞めたいって言ったら、
「会社にゆらが潰される必要なんてない。やめていいよ」
って言われたのを思い出しました。
当時、死ぬことばかり考えてたけど、生きてて良かった。
抱えている仕事、パートさんが背負ってくれたり、休み確保してくれて友達と遊びに行ったりで、仕事も辞めることはなかったんだけどね。頼ることも大切。
この映画のブラック企業は……社員全員、辞めてよし! つぶれちまえ!
ブラック企業が滅びますように!!
2017.6.6